介護の仕事の多くは不定期勤務であり夜勤も担当することが多いです。
そのため、生活のリズムを持ちづらい職業であると思われることがあります。
しかし逆に、生活リズムが持ちづらい職業だからこそ、健康をより意識することがあり、結果として他の職業より安定した生活習慣を持てる場合があります。
というのも、日勤と夜勤の両方があるからこそできる工夫があるのです。
例えば夜勤明けの午後はゆっくりと時間が使える一方、友達と休みが合わないことがあるので、その時間を使って、一週間分のごはんのおかずを作ったり、大掃除をしたり、運動をしたりということができます。
また身体の健康に気をつけるようになるため、意識して野菜を多く取るようになる場合もあります。
また、介護士は、生活習慣に関する相談を普段から受けており、利用者のより良い生活リズムを作るための工夫・整理法を持っている人もいます。
そのため、そのスキルを自分の生活に応用させることができるのです。
また近年介護業界では、生活習慣に関する専門的な知識が重視されるようになってきました。
そこで、専門知識を学ぶための研修会が多く開催されています。
そこに参加すれば、利用者に対する支援に併せて、自身の健康のために必要な工夫について学ぶことができます。
例えば塩分控えめの料理を作るために、出汁を少し多めにしつつ塩を減らすというような工夫です。
以上のように、介護のお仕事は生活が不規則になりやすいところはありますが、反対に介護で学ぶ専門的知識を自らの生活に応用させて、健康的な生活を送ることも可能なのです。